Roadieの開発時のことは前回の創刊号にてザックリとお話しましたが、Roadieを開発する前に一体どのように勉強をしたのか自分の成長記録的にも残しておこうかと思います。
初めてRuby on Railsなるものに出会ったのは前職(社内ITサポート系)に就職した時でした。
そこでは社員で情報を共有する掲示板や日報がRuby on Railsで作られており、初めて触った時に「うわぁ、すげぇぇ!」と感動したのを覚えています。
前職ではIT系のことはなんでもする部署で、日常のヘルプデスク・サーバ、PCのキッティングや保守管理・ネットワークのインフラ管理、障害対応・GsuiteやADなどのアカウント管理、VBAやGASによるツールの作成・HPの制作・広報・チラシ、動画の作成・勤怠システムやMicrosoft365などのシステム導入サポート…などなど他にも挙げればキリがないです 笑
そんな中で自分もぼちぼちRuby on Railsでの開発部隊に加わるべく「勉強を始めなきゃなぁ」っと思っているところで退職し地元に帰る事になりました。
退職してから時間もできたので「よしっ!勉強するべ!」と気合を入れてRuby on Railsに向き合うこととなったわけです。
実は前職で開発部隊にいずれ加わるためにRubyの勉強会的なものを受けており、プログラミングに関してはなんとなぁ〜くわかる状態ではありました。Railsチュートリアルや参考書を買って少し進めてはみたものの、他の業務が忙しくなってきていつも途中で終了。そして忘れた頃にまたイチから勉強を始めまた途中でやめて…を繰り返してました。
HP制作が楽しくてそっちに没頭しちゃったっていうのが大きな理由ですが 笑
なかなか学習が進まなかった大きな理由のもう一つが「テキストを読んでその通りにコマンド叩いてもうまくいかん!」「言葉が難しくて意味わからん!」「今何やってるか迷子や!」となったことでした。
そして退職後上記のような理由により初心者にわかりやすそうで、Rails6に対応した参考書が欲しくて以下の参考書をポチりました。
開発環境の構築についてMacとWindows両方説明してあり、画像も適度に付いててテキストを詰め込んでいる感じでもなく読みやすかったです。ちょうど知りたかったDevise(ユーザ認証)やkaminari(ページネーション)のGemにも触れてあり、僕にとっては丁度いいレベル感の本だったと思います。
ただ、フォーム周りのコードで現在推奨されている「form_with」ではなく、非推奨である「form_tag」と「form_for」を使って解説されているのでそこは注意が必要です。
このテキストを一通りこなし、Railsアプリの作成〜Deviseの導入まではテキストを参考に行い、その後はテキストとGoogle先生のお力添えを頂いて作って行くこととなったのです。
せっかく作るなら実用的なものにしたいし、誰かに使ってもらって実際の現場の声をフィードバックする方が絶対に自分の経験になると思ったので、どこのだれににどんなアプリを導入するかが最初の課題になりました。
悩んでいたところ、僕がWordPressでのサイト制作を教えていた友人(個人事業主)が見積書や請求書・案件の管理などをExcelやAccessで行っており、乱雑になっている部分を整理したいと言っていました。僕的にも最初にそういったアプリを自分用に作ってもいいかなと思っていたので
「よし、こいつモルモットにすべ」
と、2021年3月12日 僕のMacBookProにて、密かにRoadieは産声をあげました。
つづく。